ギプス終了!

33回目の通院日。
この一週間も長かったー。
動かないのに飽きたのか、ギプスをしたまま無理な体勢で立ち上がって蟹股でつかまりながら横歩きをしてみたり、先週はしなかった動きをするようになっていた。
見てる方もハラハラ・・・
今週はギプス外れないかなぁ、とそればかり思っていた。
そして赤ちゃんの時とは違って、周りが言っている言葉を理解するようになってきたので、自分がギプスをしていることについて話をしているのも分かっているみたい。
  
今日の病院はすごく混んでいた。
ギプスを蒸らしてもらうところまではよかったが、蒸らしたままなんと3時間も待たなければならなかった。
お湯で濡らしたタオルをグルグル巻いて、その上からビニールをかぶせる。
すごく重い。
でもこの3時間、しゅーとはほとんどぐずらなかった。
3時間座りっぱなしだったのに・・・
 
やっとギプスを外してもらって、いよいよドキドキの診察。
「数値はとてもよく、内反足はむしろ過矯正気味です。見た目の内転はやはり気になりますが、アイオワ大学の治療法だと内転は装具での維持で治ると言われているので今回はギプスはなしにしましょう。」
「・・・・・・・・・!」
  
大喜びで待合室に戻ると、しゅーとも分かったようで大はしゃぎ!
ソファの上で足を上げてみたり、足をバタバタしてみたり☆
本当に嬉しそう!!!
早くも前みたいに歩きたいようで、一人で立ち上がろうとしてみたけど、これはまだまるで生まれたてのバンビのようにすぐに転んでしまう。
それでもハイハイが身軽にできるだけでも嬉しいようで、ハイハイしまくり。
たくさん待ったので、帰りのバス・電車はぐずって大変だと思い、売店でお菓子を買ってぐずりを覚悟していたのに、ギプスが外れた興奮が冷めやらない様子で、上機嫌で家路に着いた。
今日は寝るまでずっと大はしゃぎで、久しぶりの装具にも全く嫌がることなくすぐに就寝。
よかった。本当によかった。
私も相当疲れがたまっていたようで、しゅーとと一緒に就寝。翌朝も一緒に起床。
  
ギプスを巻いた時(2週間前)、しゅーとは嫌な顔、態度も一切なかった。
この2週間、私はそれがとても不思議だった。
でもギプスが外れた時にしゅーとは本当に嬉しそうだった。
しゅーとは自分が内反足であること、その治療のためにギプスをしなければならないことをちゃんと受け入れていたんだと思う。
自分の人生を理解しているんじゃないかな、と。
胸がいっぱいになった。
何をかはわからないけど、私もがんばらなきゃと思った。